サンキューレターの話

何年か前の夏。
わたしとねーさんと実家の母の3人でViOへ買い物に行きました。
呉服屋さんの前を通ったとき、母が急に
「いつもお母さんのお古ばっかり着てるんやで、新しいの買ったげる。」と
ねーさんに浴衣を買ってくれました。
帯も草履も巾着もみんなセットで4980円やったかな?
たくさんの種類のある中で「ねーさんにどれが似合うかな?」と
3人でわくわくして選びました。
後日。
我が家に一枚のはがきが届きました。
浴衣を買った呉服屋さんからのサンキューレターでした。
「なんや、浴衣買うたんか?」と父ちゃんが言いました。
実は浴衣を買ったことを内緒にしてたんです。
ねーさんがどんな浴衣を着てようが父ちゃんにはわからないし
わざわざ報告するほどのことではないなと思ったから。
そして、浴衣を買ったからと言って別に怒られるわけでもなかったんだから
どうでもいい話なんですが、そんときわたしは
「余計なことしてくれるわ、まったく。」と思いました。
父ちゃんに内緒で買ったことの罪悪感からです。
その後も呉服屋さんから展示会案内のはがきやら電話が来るようになったので
ある日、電話で「案内はがきや電話は要りません」と丁寧にお断りしました。
この呉服屋さんは何も悪いことはしてません。
どちらかと言えば、顧客獲得とリピーターとしての定着を一生懸命に考えて
やってらっしゃる商売熱心なお店やと思います。
販売促進を学ぶ経営セミナーでも
商品購入者へ向けてのアフターフォローの方法として
サンキューレターを送ることがいかに効果的か・・
という話を必ずと言っていいほど聞きましたもん。
実際、わたしもそのセオリーどおり
エステに来てくださった女性の方に
お礼のおハガキを送ったこともありました。
ところが!
「あのハガキ困るんやって。わたしがエステに来てることは家の人に内緒なんやで。」
と言われました。
「ご、ごめんなさいっ。わたしったら何も考えんと。。」
心から謝りました。
それからはサンキューレターを送ることはしてません。
あ、サンキューレターをお客様とのコミュニケーションツールとして
お使いになってる全国の同業者のみなさんにケンカを吹っかけているわけでは
決してありませんよ。
わたしの住んでる大野の地域性とでもいいましょうか。
「エステに行ってくる」とは言いにくいんだそうです。
「何がエステや。」ってイヤな顔される。と。
だから、だまって内緒でご来店くださる方が何人もいらっしゃるのです。
その方の気持ちを大切にしたいです。
本音を言えば、わたしもサンキューレター書いて
「エステに来てくださってありがとうございます!」って言いたいです。
「エステをされてその後いかがでした?」ってお聞きしたいです。
でも、この封建的で、目立つことをよしとしない大野で
このやり方はどうもそぐわないみたいです。
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